一億総ブラック国家

相模鉄道のスト、鉄道系ストは久しぶりだったので突入したことに驚いてましたが
それに対して「鉄道会社は今後一切ストを起こすな」「会社に行けなかった分の給料を補填しろ」「ストは一種の脅迫である」という声が上がったことに
軽く目眩を覚えてしまいました
 
確かに公共交通のストライキは利用者にとって不便ですし
過去の国鉄の「スト権スト」などでストライキに対してかなり悪い印象があるのも事実です
しかし、民営会社である以上そこで働く者には団結権・団体交渉権・団体行動権が与えられますし、その裏付けは憲法第28条でなされています
 
そのことを無視して、自己の利益の追求の為だけに労働者が他の労働者を糾弾するのは自分には見るに堪えません
社会インフラ従事者であれど、労働者であることには変わりありません
待遇に不満があれば交渉しますし、交渉がまとまらなければ行動に出ます。それが普通のことです
労働者が同じ労働者に労働を強要する様は、まさにブラック企業のそれと同じじゃないですか
 
こんな社会構造の中自分たちは就職活動をしているのかと思うと涙が出てきますよね
皆ブラック。社会性の欠片も見当たらない
こんな国が成長できるわけが無い


オトナってなんでしょうね?


では。